一杯のコーヒーがもたらしてくれる豊かな日常。
そのかけがえのない幸せは、さまざまな地域のコーヒー生産者が栽培した生豆によって叶えられている現実について、ちゃんと考えてみたことはあるだろうか。
その生産者はどんな人でどんな生活を送り、どんな風にコーヒーを育てているのか。知りたくても、コーヒーを提供するロースターやお客さんである消費者がそれを知る機会はまだまだ少ない。
世界中のコーヒー生産者とロースターを繋げ、個性豊かなコーヒーを麻袋一袋からダイレクトトレードする、そんな夢のようなオンラインプラットフォームを構築したのが日本発のグローバルスタートアップの「TYPICA(ティピカ)」だ。
オランダを拠点にする創業者である後藤将さん(CEO=最高経営責任者)と山田彩音さん(CQO=最高品質責任者)に、今までの経緯やこれからの取り組みについて話を聞いた。
生産国をめぐるふたりの経験は、嗜好品の本質に迫るエピソードに満ちていた。
(取材・文:江澤香織、写真:BACK2NOW COM、川しまゆうこ(東京)、編集:笹川ねこ)
キューバでの衝撃的な体験が、困難に立ち向かうエネルギーに
TYPICAの本社は日本だが、ふたりの主な拠点はオランダ・アムステルダム。他にソウル、台北、ニューヨークにも拠点を持つ。流通実績は2024年8月時点で57カ国、さらに世界80カ国、11万を超える生産者とロースターのネットワークで結ばれている。
取引先である生産者の開拓は、とても地道だった。自分たちで生産国へ赴き、コツコツとコーヒー農家を訪ね、対話を重ねて少しずつ取引先を増やしていった。
何のテクニックもコネもない。ただ、明確な志があるのみ。
「まずは産地へ飛び込んでみよう、と2019年12月にエチオピアへ行きました。普通だったらアポなしで生産地訪問なんて絶対にありえないです。その時はどうにか1件アポが取れて……。当時は貿易のことも何も分からず、逆に生産者さんに教えてもらったりしていました。コーヒーキャリアの長い人には、本当に良くやったね、と言われます」(山田さん)
「今同じことをやろうとしたら恐ろしくて絶対にできない。ちょっと狂ってましたね」(後藤さん)
後藤さんは昔から、良いも悪いも機会を前向きに生かして進む、という傾向が常にあるという。そんな後藤さんにとって忘れられない出来事はキューバでの体験だった。
コーヒーのダイレクトトレードを始める最初の国をキューバに決め、旅立った時、滞在中にハリケーンが起こってしまった。キューバでも“100年に一度”と称される大災害が起き、急遽ホテルに閉じ込められ、停電で真っ暗。水も止まってしまった。
かなりの混乱状態が、数日間に渡り続いた。キューバに来たのに商談も全く進まない状況に相当イライラしながら、ふたりはずっと険悪ムードだったという。
そんなとき、携帯電話のわずかな光でかろうじてご飯を食べていると、遠くから陽気な音楽が聞こえてきた。
何事かと思って外に出てみると、薄暗いホテルのスペースに子供もおばあちゃんもみんな集まって、爆音で音楽を奏で、踊りまくっていたーー。
ふたりが目の当たりにしたのは、キューバに生きる人たちが、過酷な日常を生き延びてきた智慧だった。
「ああそうか。楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しい。楽しいから踊るんじゃなくて、踊るから楽しいんだって気づいたんです。衝撃的でした。その時のことは、今も何かあるたびに思い出します」(後藤さん)
それはまた、コーヒー生産者たちの精神性に触れる出来事だった。
「本当の意味での多様性を知りました。コーヒーは彼らのような生産者によって世界的な嗜好品になったんです。そういう歴史や多様性を感じるためのツールでもあると思っています」(山田さん)
経営者と焙煎士、ふたりの創業者の運命的な出会い
TYPICA創業者のひとりである後藤将さんは、19歳で最初の起業を経験し、その後も多様な事業に携わる。TYPICAを創業したのは2019年。
「とにかく子供の頃から好奇心が強く、できることが増えると、楽しくなってどんどん新しい世界へ飛び込み、関わる人も増えて、また好奇心が湧いてきてっていう、シンプルな循環で今に至りました」と笑う。
昔から怖いもの知らずなところがあるそうで、明確なビジョンがあれば、これは無理かもしれない、できないかもしれない、という発想がそもそもないという前向きな性格だ。
後藤さんは昔からよくコーヒーを飲んでいた。仕事に行き詰まったり悩んだりした時は、朝にコーヒーを飲みながら、自問自答していたという。といっても、一般的なコーヒー好きだった。
サンフランシスコを訪問した2013年、西海岸から生まれた新しいコーヒーカルチャーの片鱗に触れ、当時はまだ日本に来ていなかったブルーボトルの創業者と運よく話をする機会があった。
「その時の対話の中で、作物としてのコーヒーや、歴史から現在の潮流など、コーヒーに関してより深く知ることができました。その頃、新たに立ち上がった関西最大級のコーヒーロースターを教えてもらい、日本へ帰ったら行くといいと勧められました」
「そこで出会ったのが、今一緒に仕事をしている山田です」
もう一人の創業者、山田さんは根っからのコーヒー好き。学生時代にスターバックスでアルバイトをしたことがコーヒーとの出会いだった。
西海岸のコーヒーカルチャーにも大いに感化され、新しい店にコーヒーを飲みに行ったり、サンフランシスコを旅したり。コーヒーの世界に惹かれてどんどん夢中になっていくうちに、次第に生産地のことが気になり始めた。
「生産者ともっとしっかり繋がって、それをきちんと飲み手に届けて行きたいと思っていた矢先に、焙煎所を立ち上げる責任者に抜擢され、そこでロースターとして働き始めました。そうしたら後藤が来店して来たんです」
コーヒーをきっかけにした、運命的な出会い。ふたりの目指したビジョンが、やがてTYPICA創業へと結び付いた。
TYPICAのプラットフォームが革新的な理由
TYPICAのWebサイトを見ていると、コーヒー豆よりもまず、人物の写真が大きく載っていることに気づく。
世界中の様々な国でコーヒーに携わるたくさんの人々。生産者もロースターもいる。長い長い文章と多くの写真を散りばめて、時には映像も交えて、彼ら一人一人を熱心に丁寧に紹介している。
コーヒーは石油に次ぐ巨大市場だ。
その大半は先物取引としてロンドンやニューヨークの取引所で取引が行われ、価格が決められる。コーヒーは農作物であり、気候の影響を多大に受けるため、売買価格を前もって決めておく先物取引で価格と供給の安定を図っている。
しかし実際は生産国の立場は弱く、消費国によって買い叩かれ、安く買われてしまうことが多々あるのが現実だ。もともと植民地として大量生産が始まったという負の歴史も背景にある。現在もコーヒー業界は生産者の貧困や品質の低下、環境破壊など多くの問題を抱える。
一方で近年、消費者側のコーヒーのニーズは多様に変化した。スターバックス、ブルーボトルなどの台頭をきっかけに、スペシャルティコーヒーへの認知も高まり、少量生産でも個性豊かな品質の良い豆を求める、ロースターやコーヒーラバーはどんどん増えている。
「フェアトレード」という言葉が出てきて久しいが、TYPICAの取り組みはそのさらに先へ飛躍し、コーヒーを取り巻く環境を大きく変えようとしている。
TYPICAは、世界で初めてアジアを含むグローバルな規模で、コーヒーの生豆をダイレクトトレードできるプラットフォームをゼロから構築したのだ。
そこでは生産者が自ら販売価格を自由に決められる。栽培や製造に手を掛ければ、掛けた分だけ価格に反映できる。高品質のコーヒー豆を栽培したなら、やった努力が報われる。
これはコーヒ業界の常識を覆す、今までにない画期的なことだった。
さらに麻袋1袋からという大幅に小ロットでの販売を可能にした。少しだけだと売れない、買えない、というジレンマを取っ払った。
そのおかげで、今まで決して出会えなかった小さな生産者と小さなロースターが遠い国を隔てて、奇跡の繋がりを持てるようになったのだ。
買い手の需要を把握して、生産者が自分の豆を売る自由
麻袋1袋からのダイレクトトレードを可能にするのは、コーヒー生豆の品質を担保することだ。「一袋買ってみたが品質がイマイチだった」ではこのビジネスは成立しない。
徹底的な品質管理は、TYPICAの大きな強みである。
TYPICAのアムステルダムの拠点では、サンプルが届いたら豆の状態を見て、ひとつひとつ焙煎して湯を注ぎ、味を確認。山田さんはCQO(最高品質責任者)として、これを全てに対して地道に続けている。
「世界中とやり取りしていますが、流通しているのは全部自分たちの目の届く範囲です。我々は食品の原材料を扱っており、これは貿易なので、品質管理と保証をしっかりすることがプラットフォームとしての大きな責任です。買い手側は不安なことが山ほどあると思うので」(後藤さん)
万が一不良品が出た場合は、100%返金返品、または代替え品で対応することで、自分たちが誠心誠意のリスクを取っている。
現時点の日本での返品率は、5年間で0.86%だ。
品質管理はプロセスごとの詳細データも現物もトレースできるようなシステムを構築して着実に流通管理しているが、「生産者の人間性も大事にしていきたい」と山田さんはいう。
「例えば連絡をしたときのレスポンスとか、お願いしたことを期日通りにやってくれるとか。そういう人のコーヒーはやっぱり美味しかったり、価格もフェアだったり。全ては人間性だなと日々感じています。すごく不器用な方でも、誠実に仕事をしてくださる方はサンプルを見たら分かります。細部まで仕事に出るんですよね」(山田さん)
かといって、現時点でプラットフォームの運用に対応できない生産者を排除するのではなく、世界中の生産地でロールモデルとなるような農家と協業しながら、各地域で多くの生産者が高品質なコーヒー豆が栽培できるように導いていきたいという。
今年度にローンチするTYPICAのチャレンジのひとつは、翌年度の収穫分(フューチャークロップ)を買い手側がリクエストするという、全く新しい取引モデル。買い手側の需要データを全て開示することで、売り手が生産管理やマーケティングを自立的に行えるようになる。
生産者側に世界中からオファーが来て、自由に商談することができるのだ。
コーヒーの主要な生産地は、かつての植民地、奴隷制度により成長した負の側面があるため、今だに売り手と買い手の間に精神的な大きな格差がある。生産者は何も情報を知らされず、強いものに屈するしかない力関係があった。
「誠実に丁寧にいいものを作れば、需要側のニーズに基づいて、世界中と公正にビジネスができる。これは歴史上、世界で初めての取り組みです」(後藤さん)
TYPICAの事業はあくまでビジネスであることが大前提だが、結果的に小規模農家に新たな選択肢を提供している。
「私たちも現地に足を運んでいますから、苦しい現実はもちろんたくさん知っています。でも自分たちはそういう背景も引っくるめて、みんなで前向きに発展的にいいことをして、いいものを作って、いいネットワークを作って、いいコミュニティを広げていこうと。そんなムーブメントを実現したい想いがあります」
後藤さんは、TYPICAのプラットフォームとしてのあり方をこう表現する。
「生産地貢献などというとシリアスに響き、人は集まってこない。かっこよく、可愛く、美味しく、おしゃれ。そういう物事に人は自然と集まってくるんですよね。TYPICAはそういうプラットフォームでありたいと思っています」
大好きなことがずっと続いて欲しい。そのためにできること
会社名のTYPICA(ティピカ)とは、コーヒーのもっとも原種に近い品種のことをいう。そこには物事の根本を大事にしたい、という彼らの想いが込められている。
「会社のテーマは、人がそれぞれの本性を発揮できるような働き方をすること。コーヒーも同じで、その国のその土地で、そこに住む人々が育てた、コーヒー本来の本質的なおいしさが開花した時、心の底から感じる本当の美しいことだなと思っています。自分の中の根源的な美しさを大切にしていきたい。そんな想いで命名しました」(山田さん)
TYPICAが目指す世界は、何世代も先までおいしいコーヒーを楽しめて、生産者もロースターもコーヒーラバーも、地域社会も含めてみんながハッピーになるということ。
そこでもう一つ、プラン中のある取り組みがある。
「生産者がコーヒーをオファーすると同時に、コーヒーのサステナビリティを高めるために、生産地でのソーシャルインパクトアクションを提案する。世界中のロースターは、おいしいコーヒーを購入すると同時に、生産地の課題解決プロジェクトに参画でき、彼らがハブになってコーヒーラバーへも広がっていく。参画した人には証明書みたいなものを発行して繋がりを深めることも考えています」(後藤さん)
例えば、一杯のコーヒーを飲むことで、あのコーヒー農園のある町に橋を架ける、彼らの子供達が通う学校を作るなどを、よりリアルに具体的に親近感を持って繋がっていけるようなシステムを構築中だ。
会社の成長と社会貢献は繋がっている、と後藤さんはいう。
「経済=お金を増やす行為ではなく、私たちが大切にしている考えは“経世済民”です。経世済民とは、世の中を良く治めて、人々を苦しみから救うこと。喜びを増やして苦しみを減らすことが経済行為であると思っています。世の中にいいことは成長するし、成長することは世の中にいいこと、という考えです」
「この事業にはたくさんの投資をいただいており、もちろんプレッシャーも相当大きいのですが、ちゃんと自分たちのビジョン、ミッション、バリュー、事業計画、考え方全体を深く共感いただける投資家の方々に関わっていただいています」(後藤さん)
生産者と流通業者、ユーザーとプラットフォーム。世界には現実的に、時にどちらかが強くなり、どちらかが依存するという構造がどうしても存在する。
それでもTYPICAは、そうではない、お互いに自立して共に作る、コレクティブなコミュニティを構築していきたい、という思想が根本にある。
「世界中の生産者とロースターが直接繋がり合い、なぜここまでコミュニティが拡充されているかというと、めっちゃシンプルなことなんです。自分の好きなものがずっと続いて欲しい。ただそれだけです。コーヒー業界の人たちってみんなコーヒーが大好きなんです」(後藤さん)
ロースターと生産者が深く繋がり、世界が変わる
タンザニアのコーヒー生産者、レオン・クリスティアナキスさんとパートナーのアイディーンさんが7月に来日すると聞き、TYPICAの東京オフィスに話を聞きにいった。
彼らはTYPICAと出会ったことにより、以前よりもコーヒーのクオリティにフォーカスし、力を注ぐことができるようになったという。
「TYPICAがロースターと直接繋げてくれたので、彼らと取引する中で、もっと品質を改善していこうという思いが強まり、いろんな冒険、チャレンジができるようになりました。誰が豆を買ってくれたのか、顔が見えることは非常に大きい。以前はただお金を受け取るだけだったから。TYPICAのプラットフォームは透明性が素晴らしい」
「今回の旅でも日本、台湾、韓国を巡り、ロースターさんから『おいしかったよ、レオン!』って言ってもらえたことはすごく感動的だった。直接言葉をもらうと、タンザニアに戻ってもっといいコーヒーを作りたいと思うし、SNSで感想をシェアしてくれるのを見るのも嬉しい。感想は一緒に働くスタッフみんなにフィードバックしています」
オフィスで飲ませてもらったレオンさんのコーヒーは、果実のようにフルーティーな香りやフレッシュな味わいが素晴らしく、一口飲んで思わず笑顔がこぼれた。
レオンさんの現在のチャレンジのひとつは、タンザニアの地で「Geisha(ゲイシャ)」の栽培を始めたこと。
ゲイシャはエチオピアが原産で、かつてタンザニアでも栽培されていたが、有名なのはパナマ産だ。栽培が難しく希少だが、コーヒーラバーには人気の高い、高品質な品種である。
「タンザニアのゲイシャをもう一度盛り上げたい。タンザニアのゲイシャには希望がある」とレオンさんは力強く話す。
「自分たちだけが有名になりたいわけではなく、タンザニアのこの土地、このコミュニティが好きだから、そのポテンシャルともっと向き合っていきたい。タンザニアは90%以上が小規模農家。周囲の農家にもゲイシャを分けていこうと思っています」
TYPICAとは、一緒に教育プログラムを進めるアイデアもあるという。
「私たちが他の農家からの信頼を得るために、まずは自分たちが高品質なコーヒー豆をつくり、適切な対価が得られ、ロースターと関係性を構築できることを(周囲の農家にも)ロールモデル的に見せていくことが大切と考えています」
TYPICAがコーヒーで繋ぐ世界ーー嗜好品ビジネスの未来形
「コーヒーを作ることはかっこいい仕事だ」と後藤さんはいう。
「TYPICAがこれだけ多くの素晴らしい生産者やロースターと繋がれたのも、やっぱりロジックだけじゃない。ロジック&マジックって自分たちは言ってるんです」
「人の気持ちや繋がりって、ロジカルにカテゴライズはできないし、なんか知らんけどこの人好きだから一緒にやろう、ってことは山ほどある。あり得ないようないろんな縁が重なって、たまたまできたとも言える」
地方のロースターもまた、海外の生産者と繋がったことで、世界が広がっている。
「例えば青森のロースター、COFFEEMAN goodさんは、麻袋ひとつでも買うのが大変だったんですけど、それでもTYPICAの考えに共感してくれて、頑張って買ってくださったんです。ロースターが生産地へ集うTYPICA Labにも参加してくれて、生産者と対面して、そこからもう完全に彼らの見る世界が変わったんですよ」
「繋がっていなかったものが繋がり始めたことで、ここまで人の可能性って発揮されるんだなと。今まではものとお金との交換だけだったのが、そこに魂と魂というか、生き方と生き方の交流が始まって、お互いの世界が大きく開かれていくことが、世界中の生産者とロースターの間で起こり始めているんです。ああ、これ、世界が変わるよねってすごく実感します」
山田さんは、「コーヒーはもう、空気みたいな存在。ないことが不自然」と話す。
「心に残っているのはボリビアへ行った時。この国のスペシャルティコーヒーはまだまだ発展途上なんですが、本当に山奥の、まだ一度も輸出なんてしたことがない、小さな農家のコーヒーがめちゃくちゃおいしかったことがありました。まるで宝物を探し当てたような感じ。こういう時に本当のおいしさ、素晴らしさを感じます。でもこれって再現性がない。まさに嗜好品の世界です」
TYPICAの本質への確固たるブレない芯。そこに大きな共感、信頼が集まるのではないだろうか。
「ふたりに共通して言えるんですが、めちゃくちゃしつこいんですよ(笑)。コーヒーの仕事を始めた10年前から、ずっと理想を語り、一貫して同じことしか言ってない」(後藤さん)
これこそが、TYPICAが紡いでいく物語だ。
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フード・クラフト・トラベルライター。企業や自治体と地域の観光促進サポートなども行う。 著書『青森・函館めぐり クラフト・建築・おいしいもの』(ダイヤモンド・ビッグ社)、『山陰旅行 クラフト+食めぐり』『酔い子の旅のしおり 酒+つまみ+うつわめぐり』(マイナビ)等。旅先での町歩きとハシゴ酒、ものづくりの現場探訪がライフワーク。お茶、縄文、建築、発酵食品好き。
『DIG THE TEA』メディアディレクター。編集者、ことばで未来をつくるひと。元ハフポスト日本版副編集長。本づくりから、海外ニュースメディアの記者まで。企業やプロジェクトのコミュニケーション支援も。岐阜生まれ、猫好き。
若いころは旅の写真家を目指していた。取材撮影の出会いから農業と育む人々に惹かれ、畑を借り、ゆるく自然栽培に取り組みつつ、茨城と宮崎の田んぼへ通っている。自然の生命力、ものづくり、人の暮らしを撮ることがライフワーク。